無垢のキッチン

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どんな仕事でもあるでしょうが、商品を採用する時は現物を見たり・食べたり・触ったりして判断しますよね。

私たちの仕事も同じでして、たっっっっっっくさんある建築材の中から、どの商品がお客様にとって良いのか、どの商品ならオススメできるのか、ショールームや見本市などへ確認しに行きます。

昨日は、弊社の<樹の暮らし>に標準採用されていますwoodone無垢ドアの製造工場の見学と、標準としては採用しておりませんが、新発売された同じくwoodoneの無垢の木で造られたキッチンを見に行ってきました。

残念ながら工場内の撮影は出来ませんが、見た感想としましては、大手建材メーカーなのに手作業での加工・組立をされておりながら、品質の確保・仕上のチェックなど、かなりのレベルで加工されていると安心をしました。

また、手作業で加工されているという事で、余程の無茶でない限りほぼどんな形でも特注対応が出来るという裏情報も現場の方からゲットしてきました

今回の見学で、意外と人間の手が入っている事に驚いたのですが、その精度や技術を見て今後も弊社の標準として採用していけるなと確認が出来たのですが、それよりももっと驚いた事が!

キッチン工場へ訪問した時の事です。
なっなんと、私達のような小さな工務店の一営業マンの為に、玄関先で10名前後の方が横一列でお出迎え!
その横には大きな立て看板で、私の名前入りのウェルカムボード。
会議室へ案内されると入り口にはまたまた私の名前入りウェルカムボード

その後、担当の次長様はじめ4名の方で、私一人の為に工場内の説明・案内をして下さいました。

工場見学時はもっと驚いたのですが、作業中でお忙しいにも関わらず、全ての従業員様が帽子(ヘルメット)を取って挨拶をして下さいます。
無視する人なんて一人もいません
そして、帰りの際もまた皆さんでお見送り

帰り際、次長に
「どうしてここまでして下さるんですか?やりすぎやないですか?」
と尋ねると
「いえ、これだけはどんなお客様であってもやっております。会社の方針です」
との回答。 続けて私が
「正直うれしいですけど、うちなんて年間1台か2台しか発注してませんよ」
すると次長
「いえいえ、いくつなんて関係ありません。1台2台でもお客様ですし、それが3台4台と少しづつでも伸びていけば良いんです」

もう、完全にノックアウトでした。

過去に工場見学した中で、間違いなくNO1ですね。 商品の吟味と説明を受けに行ったのに、
「営業とはなんぞや?」
「サービスとは?」

と問いかけられているような、そんな工場見学になりました。

帰りの道中、先ほどの問いかけに自問自答

たどりついた答えは

<心>

真心・ハート・思いやり
すべてが付きますね。

どんなに素敵な商品でも適当に売られたら買いたくないですし、心ない営業されたら買う気もなくなります。
きっと心を込めて造られた商品には、流れ作業で作られる商品にはない何かがあるはずです。

商品知識という点ではもちろん参考になったのですが、私の仕事に対する考え方にもかなりプラスになった工場見学となりました。

woodoneの皆さま、ありがとうございました